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スノースクートでバックカントリー写真集特集 雪山登攀

本格シーズンイン! 自ら登って滑る、シンプルな楽しみ。それがバックカントリー。ゲレンデ滑走と同じぐらいの魅力がある!? 斜面を登ればもっと雪がスクートが好きになる。体力もついて色んな知識や経験を得れるのが魅力。 今回はスノースクートとともに山登りをスタートさせたい方向けにスクートならではの登山をご紹介。

スノースクートを担いで斜面を登る。
スキーやスノーボードでは確立されているバックカントリースタイルですが、スノースクートでもその魅力にハマって楽しむ方も増えていますね。

本日はオススメギアを紹介する前に少しコラム的にスクート登山の楽しさを書いてみようと思います。

まずはその魅力、それは山スキーやバックカントリースノーボーダーの方が感じる楽しさと全く同じではないでしょうか?

滑る道具は違えど、やることは同じ。なだらかな斜面や急登攀を自分の力で登って。。途中、振り返りながら景色に感動したり、登りきったら自分だけの滑りのラインをイメージして一本の渾身のラインを描く。

決められたゲレンデでは味わえない自然地形を滑る本来の楽しみなのかもしれませんね。

そこには仲間とのチームワークや安全を確保するための道具の選定、効率化。雪のコンディションを見極めての判断など、ゲレンデを滑るだけであれば滑りの技術がメインなのですが、自分で登るとなったとたんスノースクートを使って楽しむ奥の深さが倍以上に!!

トウーレイトスポーツでは大先輩のスノーボード、スキーヤーの方々の教えやアドバイスをもとにスノースクートならではのバックカントリー(そこまで大げさではないシンプルな歩いて登って滑っても含め)を10年以上積み重ねてきました。

ボードやスキーと楽しみや魅力は一緒とはいえ、登るという行為は道具が違えばアプローチやメリット、デメリットも変わってきます。

シーズン中にゲレンデ滑走と同じぐらいの時間をスノースクートで登って滑ってを繰り返しているトウーレイトスポーツスタッフ、ライダーたち。実は毎回試行錯誤! ここ1〜2年の写真を発掘しましたので少しご紹介しますね。

山間の公園、本格バックカントリーじゃなくても登って滑れば自分だけのリトルハッピーワールド。
ゆるい傾斜をバンクに見立てて、滑ったラインを見直して何度もトライできるのも楽しい!誰もいない冬場でも滑っていい場所なのか確認してマナーは守りましょう。

林道二時間ハイクからのギャップドロップ。一発勝負で決まれば最高!

 

営業終了後の春のスキー場、滑っていいのか?スキー場さんにちゃんと確認しましょうね!

スキー場さんのリフトで行けるところまでいってそこから歩いてさらに標高アップ!
登山届けを出しましょう。 シャルマン火打スキー場さんのトップから。

バックカントリーというとスノーシューのイメージですが、春は新雪はないので、大事なのは信頼できるアイゼン。春の雪上は実はカチカチなんですよ。お気に入りのカジタックス12本爪オリジナル。

里山ハイクもちょっとしたアドベンチャー。間伐されている林間は誰かの山。顔見知りの所有者なら許可ももらってさらに奥へ、、 どこでもむやみに滑ってはいけませんよ。

スノースクート、バックカントリー×キャンプ。さすがに荷物量が増えます。
奥に有岡店長のテントが見えます。スノースクートとテント泊の組み合わせはまだまだ研究が必要。クマさんにも注意!!

地元立山は11月〜6、7月まで滑れる環境。
ケーブルカーとバスにスクートを乗せるので他の乗客の方に迷惑をかけないためにできるだけ小さくパッキング。
「スノースクートも許可されているからなんでもやっていい!」と思っているとどこかでしっぺ返しが来ますよ。

とある湖のほとり。 山じゃなくても斜面と雪があれば。。

立山室堂トップから美女平まで数十キロのロング滑走。携帯でルート確認できる時代ですがGPSは必須ですよ。

 

スノースクートならではのメリットとして雪が切れてもすぐに担ぎモードで進めること!
出来れば最後まで滑り降りたいところですが、基本的には下れば下るほど雪は減り、雪質も悪くなりますね。春の標高1,000mあたり。

スキー場の脇をちょっと歩けばラッキーバンク発見。さっと当て込んで次の散策へ。。

夏場のメジャーな登山道も冬に登れば立派?なバックカントリー、登山目印テープが消えていることもあるので慎重に。
広い面であれば見渡せますが、尾根沿いでも森林地帯は注意!間違ったルートを登ったときも大変ですが、間違ったルートに滑り込むとほんの数メートルでも復帰にものすごく時間がかかり危険ゾーンを感じますよ。

さらに、広い斜面で厳冬期は雪崩こそが最大の注意ポイント。安全そうに見える場所も雪庇になっていたり、ここしばらくの過去の天候の状態をイメージして足元の雪がどんな雪質でミルフィーユ状になっているのかを雪を切り取って調べたり、様々な想定をしなければいけません。どれだけ注意してもそのときは突然やってくるのかも。。

10年登り続けて、変わったことといえばスノースクート自体の軽量化、あとは板のサイズアップ進化など。
以前はスノースクートをザックに取り付けて、ストックを使ってという登山スタイルでしたが最近はほとんど肩に担ぐ方法で登っています。 軽くなったスクートは担ぎやすく、単なるお荷物ではなく登りのためのギアとして使えます。

ザックにつける、外す時間があればかなりの標高を稼げること、複雑な地形の登攀ではスクート自体を道具として使うことが多いので(ピッケル替わりに使ったり、トラバース時にキックで進んだり)さっと下ろせた方が有利なため。ボードなどのサイズアップによりザックにつけると登攀バランスが悪くなり転倒に危険が増えるため。。など。 もちろん状況や山によっては信頼できるバックパックにスクートを取り付けることもありますよ。

シンプルな春のバックカントリー道具。日帰りなので25リットルほどのバックパックに収納しますよ。
緊急時に必要なポール、スコップ、ビーコンなどはかかせませんがスクート自体の重量を考えるとある程度ウルトラライトに厳選するのも大事。

一人で登るのもワクワクしますが、初めての山であれば信頼できるバディーがいれば心強い!
頂上でオヤツやドリンクを分け合った時にお互いの存在を再確認?! 滑りの写真も残せるので楽しいですね。

バックカントリーというと「パウダースノー」のイメージですが、ハイシーズンはゲレンデを滑った方が新雪を何本も楽しめるのでスキー場を滑り込むことが多いのですが、ゲレンデに雪がなくなってきたら標高を上げるために登るしかない!? そうなると新雪にあたればラッキーですが実際はボコボコ、カリカリ斜面のことも多いんですね。

浮力はあるけど硬い斜面に弱いパウダー専用ボードでは太刀打ちできないことも多いのでどんなシチュエーションでも滑れるトリニティーボードで登るある日の立山3,000m
この標高になるとブレーキング能力と踏み込みに強いキャンバー設計のボードじゃないとエッジングが弱くターン中に命の危険を感じることもあります。

スキーヤーやスノーボーダーで山の達人が身近にいればチャンス!
違ったギアのベテランと登ると色んなアイディアが湧いて来ますよ。 みなさん口を揃えて「スクートでよく登るね」といわれますが、そんなときは頑張っている自分たちが少し恥ずかしいですね。 スクートならではのバックカントリーでの立ち回りがわかってくるとスノースクートのほうが楽だったり、早かったりする場面も出てくるんですよ。

まずは揃えなければいけない、スノーシューとバックパック。
長く使うことになるので通販ではなくなるべくお店でしっかりと説明を聞いて選びたいところ。シューがあってもバックパックがないと滑ることができません。(シューを脇に抱えて滑るわけにはいかないので)
シューを使い込んで体の一部になってきたら準備はしているけどあえてツボ足で登る、そんな原始的スタイルも楽しいですよ。苦労して登るとアドレナリンが出やすくなって滑りの質が高まる。そんな風に人間ではできている、、らしい!?

シーズン序盤。まだスキー場がオープンしていなくても雪深い場所ならある程度の降雪が。。!
この時期は雪の下に隠れる岩やブッシュに要注意。ゆっくりと久しぶりの雪の感覚を楽しむのがいいのかも?

フィールドに応じたウエア含めレイヤリングも大事。
汗を書くことや冷え込むことも想定してウールや化繊をうまく組み合わせて快適登山&滑走を目指しましょう。ゴーグルつけて登るとすぐに曇りますよ!
スキー場ならどんな格好でもレストハウスに逃げ込めるんですが、山はなかなかそういうわけにはいきません。

ゲレンデではあじわえない斜度にスピード感が麻痺するほど、、!?
標高があがれば環境も厳しくなり雪面もより危険になります。 バックカントリーに興味がわいたらゲレンデでまずは練習、「カービング」「ブレーキング」「スライドでのスピード調整」「ジャンプ」「不整地のこなし」「新雪滑走」と総合能力を高めないと気持ちよく滑れないどころか危ないこともあります。
山に入るならある程度の実力も必要。いつもの自分の滑りのこだわりは一旦置いておいて頭を柔らかくしてゲレンデで苦手なこと、色んなことにチャレンジ!総合的な滑りを練習しておきましょうね。 相手は圧雪バーンではなく自然地形。スピードが出ると勝手に飛んでしまう場面もあるんですよ。

面ツルパウダーやツリーランと同じぐらい楽しいのが「沢」ではないでしょうか?
山の数だけ尾根があり、、尾根から降りる沢は数え切れないぐらい。天然ハーフパイプのようなスリリングさと雪質の変化。
しかし沢筋は水の通り道!!水の音に耳をすませましょう。特に春は注意。あわせて雪が崩れてくると逃げ道もないので最大限の注意が必要です。万全で挑むなら夏山に登ってよく観察する必要がありますよ。

ライト中学生。
毎年冬休みにトウーレイトスポーツにスクート合宿に来てくれる愛知のヤングスクートライダーライト君。毎日登って滑るとたった一本でもゲレンデを何本も滑るよりスクートが上手くなるから不思議!? 色んな場所を経験するので滑りも年々マセてきてます。


スノースクートアウトドア??。
余裕があれば楽しみたい雪山アウトドア。 バックカントリーでもひと休憩、コーヒーを沸かしたり簡単なランチを作ったり、スクートをテーブルにして暖を取るのも楽しいですよ。雪洞掘ったり、スクートを置いてシューで探検してみたり。ただしボードの上でストーブを焚くとソールに良くないので注意。


登った人だけが見える景色
下界の天気が悪くても登ってみないと分からないのがスクート登山の面白いところ。もちろん最悪の天気の場合は引き返す勇気と最善の準備も!

 

地図をみて、等高線を読んで、ときにはグーグルマップも使って!?
思い通りの斜面に出会えた時は最高!
タイミングがあえば出会えるスペシャルなバーン。パウダーでもカービングが切れる、自分だけの1日の思い出のラインを残せますよ。

というわけでブログを書こうと思った当初より沢山の写真が出て来たので少し長くなって来ました。今回はスノースクートでのバックカントリー特集でした。

肝心なことはなにせ自然相手。ケースバイケースなのでなにも書けないのですが、決められた場所を滑るだけではないスクートならではのバックカントリーの魅力が伝わりましたでしょうか?

ゲレンデ滑走でスノースクートを楽しんでいる魅力、最高ですよね。まさに100点満点を味わっているとすると、さらにスノースクートが200点楽しくなるのがリフトを使わない山登り滑り。

「自分は体力ないからな〜」といわれる方も多いですが、誰もが最初は慣れないので無駄な力で登ったり神経を使って疲れてしまうんですよ。登りを繰り返すことで体力の消耗は最小限になってくるので楽しくなってきて、精神も研ぎ澄まされ体重もどんどん絞れて来ますよ。

「バックカントリーって何時間も登って数分しか滑れないんですよね?」
と聞かれることも多いのですが、(その通りなのですが。。)登って滑るということの体験の深さや濃さはそんな一言では全く表せません。パークでハイクアップの練習も含めて、ちょっとした距離でも足で登って滑ることはリフトで何本も滑り込むような楽しさがあり、集中するからか滑りの上達具合も早いんですよ。

あるバックカントリー好きのスノーボーダーの方は今更恥ずかしいし、お金ももったいないからわざわざリフトに乗っているのをみられたくないという人も。。

ちょっと極端ですが、少しでも登ったことのある方ならこの意味きっと共感できますよね!

これは余計なお世話かもしれませんがスノースクートを滑るのが好きならシェイプアップにジムに通うより、自分で登って滑る方がずっといいのでは??と思ってしまいます。

山に登り続けるとまたゲレンデの良さやありがたさも噛み締めれるようになって、スキー場の見え方も変わって来ます。
トウーレイトスポーツでは「ジャンプが好き!」「ターンが好き!」「スピードが好き!」「パウダーも好き!」という皆さんの思いを後押ししながらも、
「スノースクートの全てが好き!できることはなんでもトライしてみたい!」
という方を応援しますよ。

我々も最初は山をなめるな!と厳しく注意されたり、遭難寸前のことも何度もあり、、、誰でもチャレンジ出来るけどそんなに甘くなく、最初の一歩を踏み出すまでのキッカケが難しいのもバックカントリーですが、スキーやスノーボードのエキスパートガイドさんが主催するバックカントリーツアーに問い合わせてみたり、色んな知り合いのツテを使って山登りの師匠を見つけるのがいいのかもしれませんね。

しかし、山のガイドさんもスクートの知識を持っている方は少ないのでマシンのメンテナンスや滑りは自分自身で鍛えておく必要があります。

さらにまだまだスノースクートでバックカントリーを行うというのは珍しい部類に入ると思いますので山にも看板は立っていませんが一定のルールがあります。

環境や自然をリスペクトして周囲に迷惑をかけない、自己責任なのは当然ですが、それぞれがスノースクートライダーの代表としての心構えで、事故に繋がるような危険をさける慎重さと謙虚さが一番大事なのでないでしょうか?

店頭やスクール立山スノースクートアカデミーでもスクートでバックカントリーに興味のある方のご相談に乗ったり、オススメのギアも揃えているのでぜひ遊びにきてくださいね。

バックカントリーギア スノースクートオンラインショップはこちら

〜あす12/6はスノースクートニューモデルテストのため、午後3時からの開店となります〜

 

本日のローカルニュース

雨の中、愛知よりきてくださったKさん、イエローの初期ARフレームキットに最新トリニティSSSTボードを装着。ブッシュ取り付け仕様でどこでも乗りやすい一台に!!
フレーム精度とボードの相性良く、ボードのフラットセッティングもすんなりと決まりました。
今シーズンも富山に滑りにきてくださいね。

関東からはベテランスクート女子Mさんご来店! 何年も前に一緒にスクートバックカントリーに出かけて以来の再開!? 女性でもスノースクートを長く楽しむ方が増えていますね〜
ぜひ今シーズンはイベントも遊びにきてくださいね。
ご来店ありがとうございました〜。