スノースクートならではの楽しみといえば、
スノースクートのボディともいえるフレーム&フォークも交換カスタムできること!
今期は様々なフレームキットもリリースされていますが、
フレーム単体でしか手に入らないレアなフレームキットといえばARフレームシリーズ。
最新モデルARデッキレスモデルが入荷してきましたよ。
毎シーズン少量ロットのみが限定生産されるスノースクートフレーム&フォークキット「AR」シリーズ。
ARフレームキットの特徴を簡単にあげると
ーローダウンされたフォークによる低重心化とスタビリティ(安定感)
ー安定感を得た分ヘッドアングルを立てること(69°、通常は67,5°)による操作性の良さと前方荷重のしやすさ
ー独自の取り付けBOXの採用によってスノースクートボードをよりしなるように取り付け可能
そういった新機構や要素を盛り込みながらターン、ジャンプ、レースなど色んな場面で楽しめるスノースクートならではの魅力を失わないように滑走性と安定性を高めている、そんなリアルスノースクートフレームキットなんですね。
完成車からステップアップしてフレームを載せ替えたいというスクートライダーさんから毎年多くのお問い合わせを頂くARですが、その制作数と手間から納期が確定することが難しく、、なんですが探している方にはグッドニュース! オリジナルARフレームは、今年も少量生産ながらも今シーズン中には入荷予定ですよ。納期と生産台数も確定しきれないので、残念ながらご予約は受付出来ないのですが、入荷があればブログやオンラインショップでご紹介しますね。
というわけで本日の入荷はそのARフレームをさらに軽量化したARデッキレスモデル
3カラーでのリリースが決定していましたが、今年の夏にはすでにご予約完売。
ARデッキレスモデルはかなり早い段階で生産が確定していたので、今回はシーズンインに間に合うだろうという見込みでご予約を受け付けいたしましたが間に合ってよかったです。
とはいえ今回の入荷はブラックとシャンパンゴールドのみ、残りのロウクリアカラーは今しばらくお待ちを。。
このARデッキレスモデルの一番の特徴は、上の写真と名前の通りデッキが無い!(取り外せる)ということがポイントです。
デッキレスモデルの開発にあたってはライディングテストを繰り返した結果、スノースクートに必須と思われていた足を乗せるデッキが無くても滑りにほとんど支障をきたさないというデーターが集まり、ついに少量のみのテストリリースとなりました。
デッキレスモデルは、デッキはつかないというコンセプトで設計されていたのですが、付属のボルトで後付け出来るアルミデッキも付属されることにより色んなセッティングを乗り手自らが探っていけるフレームキットに仕上がりましたよ。
あくまでデッキをつけないことが前提のモデルですのでこの後付けデッキは他のスクートのデッキと比べて溶接もされていないので強度は少し落ちます。変形などした方にはスペアのデッキもご用意していますよ。
しかしここで小さな疑問が、、デッキがないのに本当に足を乗せれるのか?
それを解決してくれるのがこのウレタンの塊EVAフォーム
スノースクートのデッキ下に入れることで雪の侵入を防いでくれる便利アイテムですね
このフォームをサイズにあわせてカットしてデッキの代わりにはめ込むと、、
見事にデッキレスが完成。 低い場合はさらに下にフォームやデッキマットを足したりしてサイドのダウンチューブパイプと同じぐらいの高さにあわせてやれば横から見るとデッキのあるスクートと変わりませんね。
本当にこんな簡単なことで乗れるのか? 乗ってみました〜!
まるでデッキ付きのスクートに少しソフトなデッキウレタンマットを貼ったぐらいの感触で違和感なく滑れます。サイドのパイプをメインに体重が乗る感じですがむしろ真っ平らなデッキよりグリップしているような感覚、、安定感が心配な方はワイドデッキパーツなどをつけるのもいいかもしれませんね。
相性としてはデッキを極限まで下げれるブッシュレスキットとの相性がおすすめですが、通常のブッシュでもEVAフォームを重ねたり、ホームセンター等で独自のEVAフォームの代わりなるようなものを探して高さをあわせて試してみたり、、工作の得意な方はカーボンプレートや木でネジ穴をあわせてデッキを作ってみるのも面白そうですね。
デッキ無し、ブッシュレスキット、足の下にEVAフォームを挟んだだけで100日以上の滑走テストを行いましたが強度の面なども大きな影響は無く、とにかく軽い!!
非貫通ブッシュなどを取り付けてデッキをつけない場合は少し高さがでるのでEVAフォームになにか重ねたほうがフラットな足場を作りやすいかもしれませんね。
そしてARデッキレスのもう一つの大きな特徴はARシリーズ共通のリアボード取り付けサブBOX(リアボード後ろ側の取り付けBOXの8cm前側にもう一つのBOXがある)
これによってトリニティスノースクートボード シリーズに採用されている8cm前取り付けセッティングが可能になります。
さらにデッキレスモデルはリアボード前側の取り付けBOXが後ろ側(内側)に4cm移動!
通常の前側BOXの位置は写真の指の位置なんですよ
つまりサブBOXと前側BOXをあわせると通常のスノースクートより12cmボードのしなり幅が増えることになります。
ここまで取り付けを縮めるにはボード側に専用の穴が空いている必要があり、現在ではトリニティボードシリーズのみ。
↑写真の最新ボード、トリニティSSSTなら前側4cmバック位置、後ろ側8cmアップ位置、後ろ側通常BOX位置と自在な取り付けができますね。
取り付け穴も多い人気のトリニティDCボードに加え、↑写真の国産トリニティボードも自在な取り付けが可能、、、!これは乗り味が楽しみ。
この前側4cmバック位置というのが実は絶妙で、、ちょうどライダーの足幅ぐらいの取り付け幅になるので足元はガッチリ、しなりはしっかりというバランスのいい取り付けピッチなんですよ。
〜さらに4cmバックということは〜
一般的なスノースクートボードは取り付け穴がそれぞれ3ホール空いていることが多いですよね。実はこのインサートホール間のピッチは各2cmなので3ホール空いているボードであれば旧式、新式問わずARデッキレスならではのボードの性能を活かしきるショートピッチでの取り付けが可能に、、、!
3ホールのボードの場合、後ろ側のサブBOX部分での取り付けは出来ないのでリアの後部は通常取り付けになりますが前側が4センチバックするだけでリアボードの先端のエッジングが高まり、、このフレームで古いボードも蘇る!?これは驚き〜
古めの定番ボードG1ボードの3ホールバージョンも取り付けできました。
逆に取り付けできないのはスリーホール以下のボードセット。同じG1ボードでも入門ワンディーのボードは1ホールのみなので残念ながらフィットせず。
新旧問わずボードインサートのそれぞれの位置に3ホール以上の穴があいていればほぼ取り付け可能と見て良さそう。X1ボードも問題なく取り付けできました。
JYKK SNOWSCOOTの最新ボードもほぼ取り付け可能の様子。縦に3ホール空いているAP2も前側ショートッピッチで取り付けできますね。定番最新ボードの乗り味がどう変わるのか楽しみ。
G2ボード、A1ボードなどは取り付け穴が縦2ホールなので取り付けできず。。デッキレスではない通常のARフレームキットなら全てのボードが取り付けできるのでホール数が少ないボードをお使いの方はノーマルARフレームがいいですね。
TORINITYシリーズやJYKKスノースクート以外でも国産SUNNボードや海外スクート ブランドのボードもスノースクートブランドのプロダクトであれば縦の3ホール以上の穴で取り付け可能な可能性が高いですよ。
写真は名品、国産SUNNボード。取り付け位置は限られますがしっかりと取り付け可能。
最近ではスノースクートフレームにも取り付け可能なスノーモト社のボード、シャーク、スーパーフィッシュ、カタナは穴数が少ないため取り付けできません。
そして最新リアルスノースクートブランドといえばスノーバイクテック。4ホール縦にあいているロッカーボードゲインももちろんしっかりと取り付け可能。
あわせてフロントの取り付けは古くからのスクートオリジナルピッチ、脱着簡単なSASシステムなのでほとんど全てのスクートボードが取り付け可能ですよ。
新しい試みとしてデッキレスモデルのフォークプレートにはSASには対応していませんが前側に2箇所の取り付けインサートホールが追加されているので、穴位置の多いボードならこの新しいホールで取り付けしてみるとフロントボードもさらにボードのしなりを活かせますよ。
今回のブログにあたり、当たり前のようで奥が深いボードのインサートホールの関係、、色んなボードを合わせてみることでわかってくることが沢山ありました。
スノースクートの最新ボードなどがここ数年で幅や長さが変わってきたように、そろそろフレームの形状や取り付け穴の位置も次の世代が誕生してくる予感がしてきましたよ〜
ARシリーズは常に実験的でそんなスクートフレームの中でも先駆けといえますね。
最新の試みにチャレンジしたい方は今後もフレームの進化をお見逃しなく!
本日のローカルニュース
いい気候の中、長野のMさんがご来店!ご予約の最新ボードを店頭で一緒に組み上げ〜
どんなマシンに仕上がったかは!?長野県内で滑ることが多いMさん。
ゲレンデで探して見てくださいね。
ストライダー卒業のキッズ!
ストライダーは弟にバトンタッチしてついにキッズ自転車ご購入。
ちょっと早いクリスマスプレゼント!?人気のヨツバサイクルの16インチモデル。
スタンドを取り付けてサイズ調整を行なって納車させていただきました。手の小さなキッズでもブレーキをかけやすく、シンプルで扱いやすいのがヨツバの人気の秘密。喜んでまたがってくれました。 お父さん、お母さんも嬉しいですね!