雪がまだ足りない〜! といっても大人しくもしていられず、テンションばかり上がってしまうこの時期。 先日入荷のニコラスピリンボードとサングラスV2ボードをじっくりと試してきました! ぜひご参考にしてみてください
テストコンディション
場所:白馬栂池 ゲレンデ上部の天然雪
雪質:朝一カリカリ圧雪後、吹雪によりボコボコ不整地&柔らかい雪に変化。
テストスクートその1。
スタイルRフレームに硬めのブッシュで取り付けたニコラスピリンボード、ボード取り付け位置は標準、特別なチューンなどは行っておらずエッジ角度は通常の90°
テストスクートその2
スタイルRフレームに硬めのブッシュで取り付けたサングラスV2ボード。ボード取り付け位置は前に。エッジ角度などは工場出荷時のまま90°
まずは、先日人工雪で試してきたニコボード。 前回はスタイルFのフレームでテストしましたが、今回はスタイルRフレームでテスト
前回はゲレンデ幅が狭く、本領を発揮できなかったニコボードですが、今回は素晴らしい安定感を楽しめました!
カリカリのアイスバーンでは。。
一本目、いままでのスクートより太いフロントボードに興奮と見た目の違和感を感じながら滑走、スピードを出してスクートを体ごと倒していくが、なかなかターンの初期動作が始まらない。ボード幅が若干広い為、エッジが雪面にコンタクトするまでかなり倒し込まなければならない。
ある角度までスクートを寝かせるとレールにハマった電車のようにカービングターンがスタートします。しっかりと角度付けした状態をキープできれば「ぶっとい」カービングターンが楽しめる印象。硬い雪面でもボードの形状が滑りのロスを減らしているのか、ガッツリ食いついて余裕です
全長は長いニコボードですが、滑ってみるとあれ?ってぐらい長さを感じさせません。体感的には完成車にもついているタイプG1ボードぐらいの感覚で、最初はスピードを出してロングターンや高速ターンばかりしていましたが、慣れてくるとショートターンもテキパキと動作します
ボードの硬さという視点では、決して柔らかくはありません。硬いです。安定したターンが出来るのも、この硬さゆえ。 デッキを踏んでしならせて曲がるというよりは(実際はしなっているんですが)倒して曲がるボードという印象で、ハイスピードになればなるほど遠心力でボードがゆるくしなって雪面にますます食い込んでいく→安定した高速ターンという感じなんです
逆に低速ではちょっとした加重で、ターンの強弱をつけるのは難しく慣れが必要かもしれません。
ターン中にあまりボードのしなりを感じれないのと幅広のボード形状のため、とっさにリアボードをスライドやドリフトさせる動作も難しく、あくまで中級者、上級者向けのボードという印象を受けました。
しなりを感じる上でわかりやすいマニュアル(ウイリー)やバニーホップ(オーリー)も、かなり乗り手にウエイトが無いとぐぐっとしならせるのは難しいです。
しかし不思議なもので、慣れてくるとそんなにしなっていないけどフロントを持ち上げることが出来るので(自転車のマニュアルやバニーホップに凄く近いです) 体重の軽い方でもコツをつかめばフリースタイルに遊べる要素が!
後半、凸凹の不整地になってきてからも幅広と硬さからくる安定感は抜群で、常に気持ちのいいスピードで滑走出来ました
レールにハマったようなカービングの安定感とスピードはピカイチ。どんな体勢でも安定して攻めれるボードです。フェイキー(後ろ向きに滑る)などもラクラク。
続いてはオガサカファクトリーにて作られました日本製スクートボード サングラスV2。
第一印象としては結構柔らかい乗り味。昨年のサングラスボードよりハードなイメージだったので少し拍子抜け!? 単純にしなりの扱いやすさだけならトップクラスの性能。
しかしスピードを出して滑り出すと一変。ニコボードと同じように倒しこんいくと、、ググっとカービングターンが始まりますが、なにかが違う。ターンの円弧が大きい。 今までのオガサカボードに比べると体感1,5倍くらい!? とにかくターンの回転半径が大きいのです。
昨年のサングラスボードがゲレンデを泳ぐ魚のようなら今期のV2は水中魚雷。 チョコマカせずに狙ったラインに縦に落ちていくような味付けです。
大回転競技や、スラローム、バックカントリーの大きなラインなどで滑ってみたい!!
ボードのトーションやフレックスの設定を突きつめた結果だと思いますが、このターン弧と安定感、スピード感は今までの「ハード仕様」といわれるようなボードに近く、ちょっとびっくりです。
ところが急なスライドやドリフトを行おうとするとスっとボードが動いてくれてグラトリやフリースタイルもお手の物。
この感覚は新しいです!!
大きいターン弧と安定感を持ちながら軽くこのしなり。テール部分で折れるようにしなるのがサングラスボードの特徴。 ただし、ハイパワーなターンを引き換えに、昨年のサングラスボードよりバニーホップの直進性は甘くなっているかも?軽く飛べますが、しっかり意識しないとまくれたり左右にブレたりします。
高いスピード領域と安定感を持ちながらフリースタイルできたり地形もトレースしてくれるあたりはさすがはメイドインジャパンクオリティ。 実に面白く、ワクワクするボードに仕上がっていました。
後半、不整地が増えてくると気にせず突っ込んでいけるニコボードに比べてサングラスボードは細かい凹凸や雪面変化も捉えやすく、繊細にも乗れます。
というわけで、悪天候の中のインプレッション!
もっと試したいこともありましたが、現在の積雪とコンディションですと精一杯でした。
どちらのボードにも感じたことは、スクートライディングの最先端はより大きく、よりダイナミックな方向なんだなーということでした。
外国人ライダー的なパワフルなボードの形状と特性を日本人ライダーや小柄な方でも追従できるのがニコボード、逆に日本人ならではの繊細なコントロールや感覚をさらにパワフルに持っていけるのがサングラスボード。
継続リリースのウエイラー白熊ボードなどもそうですが、もしかしたらそれぞれアプローチや入り口は違いますが目指すゴールは似ているのかもしれませんね。
どちらも限定生産で今期はすでに在庫が薄くなっているようです。 もっと詳しく乗り味やスペック知りたい方、ぜひお問い合わせ、ご連絡下さいませ!
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スノースクートオンラインショップ スノースクートニューボードセット
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本日お待たせのニューモデル トップモデルのスタイルF,Aが入荷開始なう!! さっそく一台組み上げ。スタイルAのグリーンなう! 今年のモデルはカタログよりカラーが明るいような!? 本日天気が悪くあまり写真撮れませんでしたが、ザザっと紹介。 詳しくは明日以降。
ボードセット、品質良し。
白いハンドル、ステムが標準装備です、カッコいい〜!
これも注目! 白いデッキマットと白いストラップ。。今年はキテますね〜
各モデル初回はごく少量入荷でした。随時入荷してきますのでお楽しみに。 ご注文頂いている皆様、今しばらくお待ちを。
キャリングケースやエッジカバーなど欠品している商品も入荷予定のメドも立ってきましたのでお待ちのお客様、お楽しみに!
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