スノースクートの大事なパーツといえばハンドルバー。この部分を自分好みに交換してやることでさらに滑りやすく、愛着が湧くスノースクートに変身しますよ! 今回はハンドルバー選びの基準をご紹介。
無くてはならない大事なパーツ!それがハンドルバー。
サイズや素材で色んなスクート向けハンドルバーがありますよ。交換することにより全く違う乗り味に変化します。純正のハンドルがしっくりこないときはぜひハンドルバーの交換やバー両端のカットなどに挑戦してみてください
同じように見えて少しづつ形が違うのがハンドルバーの面白いところ。
サイズも古いものに比べると最新のハンドルは少しづつ大きくなってきていますね!
昔のスノースクートのハンドルバーは高さ7,5インチから7,75インチほどのサイズが多く、ここ数年は完成車でも8インチ前後の高さのバーが採用されています。
バーの高さが大きくなると幅も広くなる傾向がありますよ。8インチ前後で素材がクロモリ(鉄)ですと平均的には 800~900グラムほどの重量のバーが多いですね!
一般的なサイズを8インチとすると、それ以下ですと小さめのハンドルバー、8インチを超えると大きめのハンドルバーといえると思います。 9インチ、10インチを超えるバーもリリースされているんですよ。
身長が大きい人は大きいバーを、小さい人は小さめのバーを選ぶのがいいかというとそういった側面もあるのですが滑り方や好みにあわせることが大事ですね。
スノースクートは一台のマシンで圧雪されたバーンからコブ斜面、新雪まで滑ることが多いのでその中でハンドルバーを一本選ぶとなるとバーの特徴によってシチュエーションに応じて滑り方が変わってきます。
例えば重心を低く取るために低いバーを選ぶと体とマシンを一つにして滑るような低重心スクートに!
力が込めやすいので硬いバーンやレースなどでも雪面に負けないエッジングが可能になります。ただ低くするだけで無く、幅の広いバーを選べばフロントボードへの荷重が行いやすいので幅を広く、高さを低くすることでターンした時にハンドルバーから雪面が近くなるのでターン中にバーを雪面にこすることも出来ますよ。
デメリットは体のポジションが固定されてしまうこと。
ロードバイクやオンロードのバイクのようにフラットな斜面で低速から高速までターンなどを楽しむときの安定感に繋がりますが、深いコブやパウダースノーを滑るために大事な膝の動きや肘の動きにかなり制約ができます。 雪面状況が読めないバックカントリーなどはかなり難しくなります。常にマシンの真ん中で乗れる方は大丈夫ですが、低すぎるバーは安定感がある分、複雑な地形などで重心が一度崩れると大胆な荷重の移動を行えないので復帰が難しいのでご注意を! ジャンプやパーク遊びは低いバーは安定するので楽しみやすいですが、トリックを行うとすると独特の難しさもあるのでそこはスタイル次第ですね!
低めのバーが好きな方は極端に低いバーや少し低めの高さのバーなど色々試してみてくださいね。
7,5インチ以下になると感覚的にはかなり低く感じてくると思いますが、大人の方が乗るなら幅が狭すぎないハンドルを選ぶのがポイントですよ。
高めのハンドルバーを付けて無理に重心を落とすために膝を大きく広げたりしゃがむような姿勢で滑るのも楽しいですが、それならば低めのハンドルバーを選んでみるのもスマートかもしれませんね!
逆にウーメンライダーの方やキッズライダーは低くて幅も狭めのスモールサイズバーを選ぶと乗りやすいですよ。
思い切り高さのあるハンドルを選ぶと?
9インチ以上のハンドルバーになってくるとかなりハンドル自体が大きくなるので無理に腰を曲げるような滑りをしなくてもよくなり体感的にはリラックスして滑れる感覚になってきますよ。
ということは、身長が大きい方が大きめのハンドルバーを使えばいいのか?というと身長の大きい方は手も長いことも多いので、8インチ前後のバーでもバランスが取れて乗れることもあり、一概にはいえないかもしれません。
このサイズで信頼できるハンドルバーはほとんどがBMXブランドのハンドルになりますが、BMXも最近のトリックの流れやファットで空気圧を落としたようなタイヤの進化によりバーサイズが大きくなっている傾向があり、ちょうどスノースクートでいうとボード部分が進化して大きくなっているのにあわせてスクートライダーも少し大きめのハンドルバーを使い始めているのに近い感覚かもしれませんね!
BMX同様のパークライドやトリックを決めるためにも大きめのバーは有効ですよ。
リラックス姿勢ならバースピンやウイップのきっかけも作りやすいので、フレームのヘッドアングルなどを考慮してトリック時に体に干渉しにくいサイズを選ぶといいですね。
BMXライダーは大きめのバーを使いながらもバーの内側を軽く握るようにして扱う場合が多いですよ。
幅の広いハンドルならグリップを握る場所も状況に応じて変えることもできるんです。
デカハンは高さが高くなれば幅も広くなってくるのであまりにも大きなハンドルを選んでしまうと肘が開きすぎて手の動きが使いにくい、ハンドルを抑え込めないということもあるのでご注意を!
ハンドルバーは左右をグラインダーなどで1〜2センチカットすることで自分に乗りやすいサイズにすることも出来ますよ。
エンジョイ&リラックスして乗れるバーを探して大きめのハンドルはオススメですが、スポーツとしてスクートを楽しむなら大きすぎるハンドルバーは滑りで攻めきれない局面やスクートボードの特性を抑え込んでしまうマイルドな大人しいマシンになることもあるので滑りにあわせて選ぶことも大切ですね。
スノースクートはスキーやボードと違ってハンドルバーを握っている以上、腕の長さを超えた大胆な後ろへ反り返るような姿勢や体だけをマシン以上に傾けるような大胆な重心移動ができません。
スキーヤーやボーダーのように写真映えする自由な滑りのスタイルや体全身で伸び縮みして表現するようなターンを行うにはある程度の高さと自分にあったハンドルバー選びが大事になりますよ。
定番形状といえば2ピースバー。様々なブランドからリリースされていてスクートの完成車もこのタイプが多いですね。 軽くてサイズも豊富な一般的なバー。
BMXでハードなストリートライディングを行うために設計される4ピースバー。
最近は見た目の格好良さで色んな形状の4ピースバーも人気ですよ。
極端に低い姿勢で滑りたい方はフラットバーやライザーバーでもMTB用のものは十分な強度があるので試してみるのもいいですね。かなり軽量化にもなりますよ。
素材で滑りが大きく変わることはありませんが、鉄ハンドルでも同じように見えて重いもの、内部に加工がされていて軽いもの、と色々ありますよ。 雪上で滑る分にはクロモリ(鉄)素材のハンドルであれば曲がったり折れたりすることはまず無いといえます。
アルミバーは驚くほど軽量、スノースクートで使うのにもぴったり。パイプ自体は十分な強度ですが、毎日のように滑る方などは溶接部分にクラックが入ることもあります。いきなり折れたりすることはないですが、たまにチェックしてやるといいですよ。
というわけでスノースクートの大事なパーツ、ハンドルバー選び。
ルックスやカラーで選ぶのも楽しいですよ。 パーツをカスタム交換するのは男なら(女子でも!?)ワクワクしますね。
スノースクートにハマったらぜひハンドルバーを交換して楽しんでくださいね。
そんなところで今年のオススメハンドルバーご紹介!
まずはスノースクート専用設計、トリニティ トラッシュバー8,5インチ。
アルミ素材で驚異の軽さ。8、5インチという大きめサイズながらアップライズを抑えたフリーラン重視の設計、8,5バーサイズに対して広めの幅とあらゆる雪の上をトップからボトムまで滑りきる為に生まれたハンドルバー。 体格問わずオススメですよ。
そして完売が続いてお問い合わせが多かった8,8インチサイズも少しだけ再入荷しましたよ。8,5インチと幅は一緒なのにさらに高さを稼げるビッグアルミバー、探していた方はぜひ!レーザーロゴがカッコいいですよ。
こちらは4ピース形状のビッグバー、なんと10インチ!! 低重心スクートフレームでも通常のスノースクートぐらいの高さで乗れるソルトプラスのコストパフォーマンスの良いクロモリビッグバー。見た目もカッコいいですね!
9、25インチサイズでかなり大きめですが、トリック重視の方や身長の大きい方にもおすすめです。
まだまだシーズンに向けて色んなおすすめハンドル入荷予定ですので、一度は交換してみたい方、店頭に遊びにきてくださいね。ラインやお電話でもご相談承りますよ!
掲載していなかったレアな中古フレームに最新ボードAP2で組み上げ。 今シーズンもお楽しみくださいね〜