六月に入って、山開き〜 夏山シーズン到来!ということで、毎年恒例の立山へ!
来期に向けてのスノースクートボード「トリニティシリーズ」のサンプルテストを兼ねていってきましたよ〜。 今年は積雪も多かったですが、雪解けのペースも早く、稜線の下は溶けた水が流れての縦溝が凄いという情報から、雄山のピークを目指さずに室堂のベースから国見、天狗、弥陀ヶ原と滑り降りてくるルートを計画してのスタート!
立山ケーブルで一気に標高を上げます! 雪の大谷のピークは終わった物の、国内外の方が沢山観光に向かわれていましたよ
そして室堂のベースよりいよいよ出発! 厳冬期のパウダーシーズンとは違って装備や気分も少しリラックス出来るのがこの時期のバックカントリーのいいところですね。
もちろん、スノーシューやアイゼン、ポールやバックパックなど装備を持ちましたが、途中でアレコレ道具を付けたり外したりと試しながらのハイクアップ。 今回の雪のコンディションとコースではシューもアイゼンも使わず肩にひっかけての山行が結果、快適でしたよ〜
晴れ間の中で空には虹のような水平アークが。。! この時期の山も色んな表情を見せてくれて楽しいですね
浄土山の方角から国見岳のピーク目指して。。 稜線沿いはさすがに岩が出ていますが、雪も締まっていて登りやすい!
ときには登りにくいプチ難所ゾーンも。。 スノーシューか?アイゼンか!? 凍っていない急な斜度。こういう時はむしろつぼ足が有効ですね!
斜面の反対側、、眼下にはもの凄い地形の立山カルデラが広がります。 雪の多い時期は滑り降りれるということで、もっと勉強していつかは滑ってみたいな!
そして天狗山に到着〜。 岩に囲まれたこの感じはまさにバックカントリーの醍醐味ですね。バックカントリーというとパウダースノーを目指してという印象も強いですが、パウダーや新雪はゲレンデ周りでも充分に楽しめるので、バックカントリースクートというと、むしろカリカリだったり凸凹だったりします
こういったシチュエーションでも滑りきれるタフなボードと軽量なフレームのスノースクートが理想ですね
立つことも難しい斜度。スクートをピッケルの変わりに使いながら体一つでピークを目指します
3、2、1ドロップイン!
溝有り、カリカリありと、思わず横滑りしたくなるぐらいの斜度ですが、スクートを縦にして狙った通りのラインを刻めば、普段のフリーランでは味わえないアドレナリンが。。。!
今回のメンバー四人が一本づつラインを残していきます! ボトムまで滑り降りたいところですが帰りの時間も考えて次のポイントへ。。
途中、這松ゾーンも乗り越えながら天狗平に向けて快適な滑走〜 来期のトリニティシリーズのボードサンプルのフィーリングはハードなシチュエーションになればなるほどエッジグリップが効いてくるボードでした。 この一本のボードでパウダー、アイスバーン、バックカントリーと色んなシチュエーションで力を発揮するので、もの凄く楽しみ!
六月でかなり雪が少なく標高を落とすと杉も増えてきます。 ツリーホールも大きく、沢近くでは水の流れる音も大きくなってきます。 地図と事前情報を照らし合わせて慎重に滑り降りていきます。
そして、起伏の激しい中を通り抜けて弥陀ヶ原に。。! 一日がかりの山行でしたがやっぱりスノースクートはこの季節でも最高ですね。今回も無事に下山出来ました〜
本日のローカルニュース
今回も色々と勉強になったスノースクートバックカントリーツアーでした。
スキーやボードと比べてどうしても登山には適していないスクートですが、常に足を固定していなくてもいいのでスクートならではのメリットもあります。出来る範囲で山のことも勉強して次に進んでいきたいと感じました!
来シーズンはどんな山に登ろうかな? 早くも楽しみです!!