ジックジャパンより来期のボードのテストを託されたTOOLATEライダー達は真夏の日差しから逃れるべく室内ゲレンデへの強行ツアーを行った!ガンガン試してきたので来期のジックボードに関することはなんでも聞いてください!昨年のボードより遥かに扱いやすくなっていましたよ!まずは前編ということでツアーレポートです。
今回のメンバーはぶっとびテストライダーとして浦本"MO9"和久、待ち合わせの駐車場にウエアを落としてきたスキーヤーガンモ、世界一スクートに詳しいスノーボーダー谷ちゃん、ゲストとしてダークサイドレジェンディングことマーシー(シマノ、モロージャパン)とボードテスト&真夏のセッションに出かけてきました。
「このダム雪降ったらいけるんじゃないすか?」
「いけるかな?いけないかも??」
天気も良く途中世界遺産の合掌造りを散策したり冬場に遊べそうなスポットを探しているうちに、今回のテストに特別に協力してもらった室内ゲレンデに到着!平日というのに駐車場には車も多く、35℃を超える日に滑れることに幸せを感じる!ですが炎天下の中ウエアに着替えるのはほとんど我慢大会です。
ゲレンデに入ると、、7mほどのボックスとテーブル5mほどのキッカー、レールが数本、、。普通に滑れるスペースなんてほとんど無い!そんな中に40人ほどのボーダーやスキーヤーが黙々と練習を続けています。ほとんど「レール道場」もしくは「キッカー修行僧」そして皆さん上手い!毎日通っている人も多いそうで精密機械のようにスピンを回したりレール上で複雑なトリックを決めます。「お!スタイルでてるなー」と思ったら女の子だったり、、、。
そんな中、普段は滑走出来ないスクートが現れたのでゲレンデ内でも少し視線を感じます。「あーあれみたことあるわ。自転車ね」「こんなボードパークにきてどうするんだろ、、」という空気が、、。そんな中、黙々とボードのフレックスやターン性能を試します。ボードの感覚を数値に置き換えたり、室内ゲレンデの雪質と実際の雪の違いを考慮した上で色々と試していきます。MO9もニューボードに慣れてくると「先シーズンのSUNNボードよりもしかしたらオールラウンドかも?」といい部分を見つけ出した様子。
テストもある程度終わった頃、ウズウズしてきた僕達は「飛ばずに、擦らずにボードの性能が判る訳ない!」と一気にパークモード。MO9がキッカーのアプローチに立つと周りのお客さんも注目。1発目から思いっきり踏み切ってのスーパーマンフレームグラブ!ボーダー達もどよめくどよめく、、。調子に乗ってボックスやレールでもいくつかのトリックにトライ。またまた会場どよめくどよめく、、。「あの自転車もうちらと一緒なんだー」「マジ?結構上手すぎ!」とリフト代わりのムービングベルトの上でもローカルライダーの会話が聞こえてきます。スクートをちょっとは見直してくれたかも?
今シーズンより復活を遂げる浦本。(なぜか彼は今回、韓国人ライダー「ウラモクン」に変身。ゲレンデ内では話しかけられてもアンニョンハセヨしかしゃべらなかった)
ボーダーのバックサイドボードスライドを研究して同じように出来ないか途中で足をスイッチしてみました。アクリルが貼ってあるセクションで超ツルツル!スピンしまくります。
キッカーが距離が出せなかった為、飛ぶのはあきらめて270inの練習をしていたガンモ。待ち合わせの駐車場にパンツを忘れてきてレンタルパンツがクールです。
実はかなり楽しんでいた谷ちゃん。5-0やバックサイド系のトリック決めまくり!同じトリックでもローカルのボーダーとはまた違ったスタイルでカッコよかったです。
マーシーは「俺はテキトーでいいよ。皆の滑りをジャッジするよ〜。賞品だすよ〜」など飄々としていましたが、一目で判る細身&自然体。しかしエロイ滑りを見せてくれました。最後にはジャッジもせずにずっとレールとたわむれていました。軽く全抜き!
というわけで、なんだかんだで楽しんできました。ボードテストの結果は現在まとめていますのでご期待を!室内ゲレンデはエッジングを油断するとすぐに抜けてしまうのでシビアな目でテストできましたよ〜。ゲレンデでは担当の一戸さんに大変お世話になりました!ありがとうございます。
最初はあまりにも修業ムードでちょっと異質な印象でしたが、良く見ると皆さん楽しみながらもアドバイスしあったりして本気で練習しています。雪の無いところでも楽しめるものですね。冬はフリーランで山を楽しんで、暑くなったらたまに室内ゲレンデでパークの練習をするのも悪くないと思います。というか室内は出来ることが限定される分だけ、週に1回通うだけでも相当レベルアップできると思いますよ(パーク限定ですが、、)雪の無い地域の方でもスクート滑走オッケーな室内ゲレンデもあるのでぜひ涼みにいってみてはいかがでしょう?
そんなわけでボードの詳しい滑走性は次回!