シーズン直前ということで、今回は最近はすっかりご隠居キャラ。北海道の生きる伝説、松浦 修氏を突撃っ!
興味のある人にはかなり読みごたえのある記事になったと思います。
KMN:さっそくですが、今回は松浦さんをお迎えしておりまーす。パチパチ、、!
松浦氏:ええーーーもんじゃのーー!
-爆笑-
松浦氏:どうもどもうも。ごめんねー今日も飲みすぎてるからさ〜〜
え、、あれでしょ?キャバクラだ!キャバクラの傾向の話だね。この時期は寒くなってくるしね。それしかないでしょ
そ、、それは!札幌の現場でレクチャーお願いします。わかっていてもあの辺の呼び込みには注意ですね。あいつら上の上をついてきますからね 笑
今回は、スクートについてアレコレってことで。シーズン間近ってことでアガってく感じでいきましょー
松浦氏:そうだねー。自分の話になるとさ、先シーズンは正月から過労で倒れて全然滑ってなくてさ〜、、弱ったよ。ホリデイズも行けなかったし。とりあえずね、最近はもう俺は一般ユーザーみたいにただ楽しんで滑ってるよ、ホントは業界のこととか考えないといけないんだろうけどさ、もうまわりがどうだろうがなんでもいーーよ 笑
そんな中でも、最近はやっぱパウダーだね。パウダー。パウダーが一番だね
間違いないですね〜
松浦氏:そしてスクート全体はねー。どうなるかねー
俺はね、自分だけの気持ちでいうならスクートに関してはね、MTBみたいにどんどん凄いことになってお金がかかるのだけは絶対に勘弁だね。もうこれはね、絶対に譲れないね
いきなり熱いですねー。マウンテンバイク屋さんなのにそんなのでいいんですか? 笑
松浦氏:いや、例えばさーMTBも最初はサスがどこまで沈むか、、みたいな感じだったのに、それが、今度はそれをどこまで制御するか?みたいに難しくなっちゃって、、それもいいし、面白いんだけどさ。あくまでスクートは俺にとっては最高の遊びなんだよね。遊びなんだからさ、そういうのなっちゃうと少なくとも俺は困る訳よ 笑
機材の進化が乗り手を超えてるっていうか?
そうなってきたらお金もかかりますよねー
松浦氏:もうね。そんなん求めたらねモトクロスとか、そんなののほうがすげーんだからそっちもやってみるべきだよ
そういうのを追及するスポーツもすでにあるんだからさ。スノースクートはね、そんなんになるのだけは絶対に勘弁だね
操って、コントロールして遊ぶものなんだよ。ハンドルは付いているけどさ、雪の上の遊びなんだよね
だからカメンもいつもいっているようにスノースクートはBMXのようにあるべきっていうのは俺は大賛成なんだ
もともとフランクは雪上でBMXをっていうコンセプトであのジオメトリーにしましたからねー。きっとあの辺もテキトーだし、偶然も重なったと思うけど、実際、こんだけ遊べますからねー、、
それにハンドル付きの雪の上の道具なんて皆、考えるじゃないですか、でもなかなか広まらなかったり面白い遊びかたや滑り方が生まれずに消えていくモノもあるし。でもスクートは最初に形になった瞬間からもう、「あ、、、これ絶対面白いっしょ!」って予感がしたっていうか、、なんの確信もないのに 笑
今の形や作りがいいとか悪いとかじゃなくてこの形、この動きじゃなかったらやってなかったかもしれないし、アツくもなってなかったと思うし。
松浦氏:そうだよ。あのときからスノースクートはスノースクートだよ。今も昔も全然変わらない楽しさなんだよ。いいこと言うよ!でさ、、話は飛ぶけどさ、ピノゴムって作ったじゃん?あれ俺ね、ホント大好きなんだよね。結構アピールしてるよ
おお、、ありがとうございます。絶賛発売中です 笑
あれは湯川が見つけたゴムですね
松浦氏:道具の進化っていうのとは別でさ、どうしても色々スノースクートっていうのは未完成な部分もあるわけじゃない、特にボードのアタッチメントというのはまだまだ改良の余地はあるじゃない。なんかしならせるだの、ターンが良くなるだの
ありますね〜〜〜。課題だらけですよねー
松浦氏:でもさ、確かにそういうのは考えていかないといけないんだけどさ。ボードも良くなってきたしさ、別に取り付けにお金をかけたり特別難しいものを付ける必要は感じないんだよね。なんで突然ピノゴムの話かっていったらさ、さっきのサスペンションとかの話と関係あるんだけど俺はさ、ピノゴムつけてからホント調子いいし気持ち良い。いや、細かくどこが?っていわれたらそんなの俺もよくわかんねーーーよ 笑
爆笑
松浦氏:色々試したりしたらいいんだろうけどさ、取り付けかたとか変えてもそこまでわからないよ。俺は。でもさ、まあ、ピノゴムもどうせその辺の普通のゴムなんだろけどさ 笑 昔のスポンジみたいなのに比べたらさ、10倍いいわけじゃん。それは誰でも分かる。もう、必要十分だよ。十分に楽しめる。
で、なにより安い!笑
あんな値段で必要十分なら最高じゃん!メンテのついでに1ヶ月に1回かえたらいいよ 笑 そのさ、性能と値段と適度な感じちょうどいい具合っていうかさ。楽しむ、遊ぶっていうのが一番なんだから、ある程度よければそこからはもう滑ったらいいじゃん
笑 原価も結構安いんですが、、アイディア料ってことであの価格で販売しています。もっといいものとか面白いものもどんどん出てくるし、滑りかたとかにあわせて色んなの試すのも面白いですよねー。それでも十分安いし、初めての部品交換!みたいな軽いノリで、裏返したり切って高さ変えたりして色々遊んで欲しいですね〜。イマイチかなーって感じても1,000円くらいなら我慢できる範囲かな、、と。
さて、宣伝??してもらったところで、他にはなにか?
松浦氏:あとはねー、、SUNNのボードがねー、出たって言うのは大きいね
さっきの話じゃないけど、、それは道具の話ですよね
松浦氏:今までもスクートを楽しく滑っていたけど、ボードの性能とか気にしないっていうか比べようもなかったからさ
こんなもんかで、楽しく滑ってたけど、まあ、あれだね。フレームにボードみたいな板が二枚ついてる乗物って感じで、、、そんなに気にはしていなかったかもね。
でもさー、SUNNのボード使って、スキーやボードを楽しんでいたころが一気に蘇ったんだよねー!板をたわますっていうかあやつるっていうかボードやスキーの操りかたに近くなって、、なんかしっとりしてるんだよねー
しっとりしてますねー 笑 「滑る」っていうのが1段と楽しくなりましたね〜。僕は「やっぱパキパキした滑り味のほうが面白いよね」ってときもあるし、スクートをずっと滑ってきてそれがわかってきた。
松浦氏:まあ、その通りで結局ボードもなんでもいいっちゃなんでもいいんだけどそういう進化のしかたとか選択肢が出来るのは凄いいいと思うんだよねー。自分の操るところっていうのを残して、さらに上の時限も楽しめるっていう
まあ、進化って考えたらさっき言っていることと矛盾する部分もあるわけですが、そのさじ加減ていうのは大事な部分ですよねー。現状のスクートはまだハイテクのカケラすら無さそうですが 笑
20mをモリモリのサスペンションやらスーパーなんとかアタッチメントやら(そんなんもないですが)つけて飛ぶより15mを気合いだけで飛んで耐えるほうがスノースクートしては100倍クールってことですよね?
松浦氏:そう!それなんだよ。
もう、それしかないって感じですよね 笑
オラー手がイテーー!って
松浦氏:まあ、好き勝手いってるけど、、
こんなのは俺達にしたらスクート初めて乗ったときから当たり前で別に深く考えた事もなかったけどもしかしたら俺達だけしかそんなこと考えてもいないかもしれないし、、色んな発想や考えもあるだろうしね。
でも、色んなフリースタイルなスポーツがあって、、別に雪山を滑るんならそれこそスキー履くべきですよ。最強ですよ!でも、フランクがBMXのフィーリングっていうかバイブを雪山にもっていったら面白そうかも?ってルーツから始まったと思えば、松浦さんのいうことってまさに「ど真ん中」だと思うんですよね〜
松浦氏:その通りなんだよね、俺はね、どんどん良くなって欲しいけど、今も十分に楽しいんだよ。いつになったってスノースクートを乗りこなす、こんなの出来るかも?って考えて操って遊ぶのが面白くてカッコいいんだよ!そこがBMXと同じ部分なんだよね。どんな滑りや進化をしてもそれだけは忘れてはいけないよね
だからね、いうけどね。レースであのアップハンドル!あれは俺の中では絶対にありえないと思うんだよね、もちろん自分だったらって話だけど
笑
松浦氏:あれはね、早いとかカッコいいとか悪いとかじゃなくてありえないんだよ
爆笑
松浦さん。面白いなー
松浦氏:あってはいけないことなんだよ!理由なんてないよ 笑
爆笑
さて、話も尽きませんので、、
今年は僕も北海道いきますよ!もう1週間ぐらい。
松浦氏:最近こっち来てないじゃん!絶対くるべきだよ!色々用意しておくよ。
マジで昼の用意も夜の用意も、特に夜は念入りにお願いします 笑
こっちのほうにも来て欲しいですね〜
松浦氏:ホリデイズがあるじゃん!ホリデイズは絶対いくよ!
いやー、、今年ホリデイズどうしようかと思ってて、、最高!なんですけど、やっぱエネルギー使うし、迷惑もかけるし、、今年はさらにワクワクなイベントも出来ないかなーって考えているんですよね〜。まだわかんないんですけど、、
松浦氏:カメン達が考える事ならなんでも最高のはずだよ!それも楽しみだねーー!体調整えていくよー
笑 それではアルコール漬けのトークになりましたが、、最後に、なにかあればどうぞ〜
松浦氏:そうだね、、今年も楽しんで!
、、、、あのハンドルだけはありえないでしょ!
でしょ! 笑
以上、松浦修さんでしたー。お忙しい中貴重なお話ありがとうございました〜!
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-2005 11/6収録-
インタビュアー:KMN
ALL PHOTO:TOSHI TAIRA(AT HOLIDAZE2003)
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松浦 修
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45才 札幌在住 スノースクート滑って10年。
自転車とライブハウスがハイブリッドに融合したお店SAM’S BIKE オーナー。
ビックリするぐらいいつもビールを飲んでいる
日本にスクートが無かった頃からヨーロッパから取り寄せ滑り倒す毎日。
自身もワンメイクからレースまで初期の大会で活躍しつつ中山峠等でレースやイベントを企画。同時に加藤、渡辺、菊池等、北海道を代表する滑り手を育てる。
ヨーロッパにいって受講しないともらえないというレアなスクートインストラクターの資格も持つ
その渋いのか渋くないのか分からない大人の男の存在感は表に出なくなった今も数々のライダーから熱い視線を注がれている
40代らしくノホホンとスクートを楽しむそぶりを見せるが、、、、
実はブッチギリでヤバイです。エバーサマー3で松浦氏のチギリ具合が見れるかも?しれない!