jykk snowscoot ジックスノースクートニューモデル入荷中！　ワンディー組み立て後編

2018/11/29

先日に引き続き、ジックジャパンニューモデル、入門モデルより入荷開始していますよ。全国に組み立て済み、セッティング済みのスクートをお届け。本日は組み立て後編ですよ。

先日に引き続きボード部分のセッティング。　スキーやスノーボードと同様に最初の一手間プレチューンを行うことでシーズン中さらにスクートが滑りやすくなりますよ。

フルチューンナップによる本格プレチューンを行うのがベストですが、お店ではまずは前後ボードのノーズとテール部分をダリング。この部分を丸めてやることで滑走やターンがさらにスムーズになりますよ。ダリングを行う範囲はボードの種類や乗る方の体重、スクートキャリアで変化してきます。

先端部は特にしっかりと丸めてやると初心者の方でも安全＆安心。鋭いターンからスライドしてのスピード調整まで行いやすくなりました。

そしてアイロンを使ったホットベースワクシング。　ホットワックスというと本格的なワクシングのイメージですが、レースや本格的な滑走を目標にしなくても、滑走面は人間のお肌と一緒。なにも塗っていない状態は乾燥状態の肌と一緒でカサカサになり、痛みも早くなります。　滑走面に一度ベースワックスを染み込ませてやることでシーズン最初からコンディション長持ち。滑らない期間が長くなってもソールの寿命が長くなりますよ。

もしも乾燥、カサカサの真っ白な滑走面になってしまったら当店に送っていただければフルチューンナップでボードは完全復活しますよ。

ホットワックスとアイロン、ワクシングペーパーで仕上げればご覧の通りにしっとり艶やかなソールに。。！これでいつでも滑りにいけますね。　さらなる滑走性を求める方は滑走用のワックスを塗り足したり、ブラシやスクレーパーで余分なワックスを取っていけばスピードに優れたボードに育てていけますよ。

ボード滑走面が仕上がったら次はスクートならではのボードとフレームを取り付け、取り付けには専用の取り付けブッシュを使いますよ。　色々なブッシュがリリースされていますが、スノースクート完成車についている非貫通ブッシュなら誰でもセッティングしやすく乗り味もオールラウンド。　ブッシュとボードの間には樹脂ワッシャーを挟んでやります。　非貫通ブッシュは緩みにくく、手でしっかり締め付けてやればオッケーですよ。ネジロック剤などを使うと外れなくなる場合もありますので要注意。

取り付け完了！　フロントボードの後ろ側のブッシュにはもしもブッシュが破損した場合でもスクートが分解しないようにストッパープレートを取り付け。

最新モデルならではのSASシステムでブッシュを取り付けたままスライドさせてやればフレームにワンタッチで装着。　入門モデルワンディーにももちろん採用されていますよ。　とてもメンテナンスしやすいので古いスノースクートに乗っている方にとっては羨ましい機能ですね。

取り付けたブッシュのナットを付属の工具で上から締め込めばセット完了！　ガタが出ないようにしっかりと締め込んでおきましょうね。

フロントボードも同様に取り付け。フロントボードはリアボードよりさらに簡単に取り付け、取り外し出来るので最新スクートなら車に積み込むときも簡単にコンパクトに出来ますね。

前後ボード取り付け完了！　ここで大事なのが平らな面に置いたときのボードの接地具合。　スノースクートに乗ったときの状態をイメージして体重をかけたときにしっかりとソールとエッジが接地するようにセッティングするのがポイント。　柔らかい雪や新雪ならあまり影響はないのですが、硬いアイスバーンを滑るときはこのフラットセッティングが大事になりますよ。　ボードの種類によって単純に真っ平らになればいいというものでもないので、経験があって信頼できるお店にセッティングしてもらうことが大事ですね。

トウーレイトスポーツならどんなスクート、ボードでもベストなセッティングをしてお客様にお届けしていますよ。